今年も残りわずかとなりました。今年一年、大変お世話になりました。ありがとうございました。
今年はいろいろ大変なことがありました。東日本大震災・原発事故で被害に遭われた方々には改めてお見舞い申し上げます。来年はいい年になるよう努力していきたいと思います。
今年のこんにゃく原料相場も大変なことになりました。原発事故からの放射性物質検査は、どの地域のこんにゃく原料(芋・粉ともに)からも「検出せず」ということで一安心しましたが、その影響から昨年収穫の原料が値上がりし、その値上がったところから今秋の原料相場がスタートしました。9月に群馬に被害をもたらした台風12号の影響で大幅な減産となり、さらに価格が上昇しました。昨年と比較すると約1.7倍ほど原料が値上がってしまいました。
このデフレ下で消費が伸び悩んでいる中、値上げは非常に難しい状況です。4年前に引き続き、こんにゃく業界は危機的な状況です。
もっと業界内で消費と将来のことを考えた動きが出てこないと取り残されてしまいます。微力ながら改善に向けての努力と、まじめな原料によるまじめな製法で、美味しいこんにゃく・しらたきを適正な価格で販売するよう、引き続き努めてまいります。
また、今年はところてんの原料となる天草(当社は伊豆産の天草を使用しています)が減産により値上がっています。
来年は原料高を抱えてのスタートとなり、非常に厳しい状況ですが、なんとか社員一丸となってまじめで美味しいものづくりを続けてまいります。引き続きご愛顧いただけますようお願い申し上げます。
よいお年を。