多くの和歌を集めて、平安時代中期に編まれた「拾遺和歌集」の中に「野を見れば、春めきにけり青葛、こにやくままし、若菜摘むべく」という歌が見られます。
『こにやく』と言う、当時の“こんにゃく”の呼び方にも驚きですが、雅な貴族文化の花開いた平安時代の昔から、“こんにゃく”を加工して食べていたことには、もっと驚かされます。 日本の食文化と“こんにゃく”の深いつながりが感じられる話です。