これはアルミと水が酸化反応をおこし、水酸化アルミをつくって表面に侵食することが原因と考えられます。
黒変を防止するため、アルミ製品には必ずアルマイト加工が施されていますが、アルマイト加工がしてあるアルミ製品なのに黒変化がおきたのは、次のような原因が考えられます。
例えば、調理物に起因する場合、こんにゃくに含まれている強い酸性や強いアルカリ性成分により、アルマイトが侵食されるのです。
尚、黒変の度合は、地方によってかなりバラツキがあります。
蒸留水の場合は全く変色しませんが、水道水や井戸水には微量ながら塩素、塩化物、珪素、金属イオン(鉄、銅、亜鉛イオン)等が含まれているため、それらのイオンの影響で黒変が促進されることがあります。
鍋の中に、対象の容器と水とレモンの輪切り(または薬局で販売している酒石酸)を入れ、しばらく沸騰させるとかなり黒変がとれます。
このまま使用すると黒変(侵食)が進む恐れがありますのでご注意ください。
また、黒変化した部分は人体に害はありませんが、水や食物を容器の中に入れたままにしておくと、腐食の原因になりますのでご注意下さい。
尚、同こんにゃくは食べても問題はありません。